米国務長官、テロ資金源でサウジやUAE名指し-漏えいした外交公電

【記者:Flavia Krause-Jackson】

12月6日(ブルームバーグ):サウジアラビアをはじめとするア ラブ諸国は、国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派への資金の 流れを断つことに消極的であり、クリントン米国務長官がこれに懸念 と不満を表明している。内部告発サイト「ウィキリークス」が入手し、 米紙ニューヨーク・タイムズと英紙ガーディアンが5日報じた極秘メ モで明らかになった。

昨年12月30日付の外交公電によれば、クリントン国務長官は 「サウジが引き続き、アルカイダとタリバン、ラシュカレトイバへの 極めて重要な金融支援母体となっているにもかかわらず、同国政府は 資金の流れを阻むのをためらっている。さらなる取り組みが必要だ」 と指摘した。外交メモでは、カタールとクウェート、アラブ首長国連 邦(UAE)もテロリストに資金を提供する国として名指しされてい る。

国務長官は同じ外交公電で、サウジの資金提供者が全世界のスン ニ派テロリスト・グループの最も重要な資金源になっているとした上 で、サウジから提供されるテロ資金を戦略的な優先事項として扱うよ う同国の政府当局者に働き掛けることが目先の難しい外交課題だ」と 説明した。

一方、昨年8月10日付の外交公電は、2008年のインド・ムン バイでの同時テロを主導したとされるパキスタンの過激組織ラシュカ レトイバに資金を流す隠れみのとして、サウジを拠点とする企業が果 たした役割に関する機密情報を伝えている。

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