東栄住宅株3年ぶり高値、不動産分譲好調で今期利益上振れ

首都圏で戸建て分譲を手掛ける東 栄住宅株が一時、前週末比12%高の1208円と6連騰。2007年10月以 来、約3年2カ月ぶりの高値水準を回復した。主力の不動産分譲事業 が好調で、今期の増益率は従来予想以上に拡大する見通し。中期的に も業績拡大基調は継続しそうとの期待から買いが優勢となった。

会社側が3日に発表した今期(2011年1月期)業績予想修正によ ると、連結営業利益は前期比2.9倍の87億9000万円となる見込み。 従来予想は68億8000万円で、28%の上振れとなる。政府の支援策か ら住宅市場の好環境という追い風が続く中、不動産分譲事業で用地仕 入れの厳選や建築コストの低減、早期の販売を進めたことが利益向上 につながっている。業績予想の増額は今期2度目。

同社IR課では、商品価値低下を防ぐため、土地の仕入れから戸 建て販売までの期間の短縮に努めている効果が業績面に出ている、と 分析していた。仕入れから販売までの期間は、前期の1年弱から今期 は6-8カ月に短縮できているという。

さらに、住宅市場の環境については、当初10年間の金利を引き下 げる住宅金融支援機構の「フラット35S(優良住宅支援制度)」の効 果が特に住宅購入者を後押ししている、とIR担当者は指摘。同支援 策が続く来年末までは、ある程度需要が見込めそうとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE