ユーロの最悪期は来年も続く-外為予測1位の銀行が危機拡大を予想

外国為替相場予測の正確性で最 上位の金融機関のストラテジストらは、ユーロ圏のソブリン債危機に よる成長抑制を背景に、2005年以降で最悪となったユーロ安が来年も 続くとの見通しを示した。

ブルームバーグがまとめたデータで9月末までの過去6四半期の 外為相場予測が1位だった英スタンダードチャータード銀行は、ユー ロがドルに対し、先週の1ユーロ=1.3414ドルから来年半ばまでに

1.20ドルを下回る可能性があると予想した。同2位の豪ウエストパッ ク銀行はユーロについて「短期的に弱気」だとしたほか、同3位の米 銀ウェルズ・ファーゴは先週末、ユーロの見通しを下方修正した。

ユーロは対ドルで3日終了週に週間ベースで11月5日終了週以 来の上昇を記録したが、救済を必要とする国がさらに出るとの懸念が 強まる中で上昇は短期にとどまる可能性がある。

スタンダード銀の外為調査グローバル責任者、カラム・ヘンダー ソン氏(シンガポール在勤)は、「アイルランドやポルトガル、スペ インなどが苦しむ問題は持続するだろう」とした上で、「基本的な問 題は、これらの国が比較的、大規模の債務と財政赤字、経常赤字を抱 えているものの独自の通貨を持たず、利下げできないということだ。 この状態を脱却する唯一の手だては深刻なリセッション(景気後退) だ」と指摘した。

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