豪州の洪水で住民に避難勧告-小麦に被害及ぶ恐れ、相場さらに高騰も

オーストラリア当局は東海岸が豪 雨に伴う洪水に見舞われたことを受け、同国で最も人口の多いニュー サウスウェールズ州の一部住民に対し避難勧告を発令するとともに穀 物に被害が及ぶ恐れがあると警告した。豪コモンウェルス銀行は小麦 の輸出見通しを引き下げた。

コモンウェルス銀は2010-11年の小麦輸出量の見通しを従来予 想の1600万トンから1400万トンに引き下げた。同行の商品ストラ テジスト、ルーク・マシューズ氏は5日のリポートで「業界の多くの 関係者が今年の収穫に支障が生じるとの見方を示しており、穀物の品 質は記録的な低水準に落ち込むことが示唆されている」と指摘した。

米農務省は今シーズンの世界の小麦生産が2290万トン不足する との見通しを示している。予想通りなら3年ぶりの不足となる。豪州 の輸出が落ち込めば小麦相場は上昇する可能性がある。ラニーニャ現 象の影響とみられる豪州での大雨などによりシカゴの小麦先物相場は 先週13%高騰した。ラニーニャは、太平洋の海面水温が平年より低く なり降雨量が増加する現象。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE