UBS:オーストラリアのM&A助言業務で躍進、04年来最大のシェア

スイスの銀行最大手UBSは今 年、オーストラリア企業が関与するM&A(合併・買収)で、最大規 模5件のうち4件の助言業務を担当しており、これが完了するとオー ストラリアでのM&A助言業務でUBSのシェアは2004年以来の最 大となる。

ブルームバーグがまとめたデータによると、オーストラリア企業 が関与するM&Aは今年に入って1240億ドル相当に上る。このうち 42%がUBSの担当だ。UBSは米ゴールドマン・サックス・グルー プの現地法人やオーストラリア最大の投資銀行、マッコーリー・グル ープを抜き、M&A助言業務で同国トップとなった。

ブルームバーグのデータによると、北米でのUBSのM&A業務 シェアは8位、欧州では6位となっている。バンク・オブ・アメリカ (BOA)やシティグループは今年に入り、オーストラリアの投資銀 行部門で人員を増やしているが、UBSは約160人と、外資系銀行の 中では最大の人員を維持している。

金融系人材派遣会社、ジョン・ミッチェル・エグゼクティブ・サ ーチの創立者、ジョン・ミッチェル氏は、「UBSはほとんど人員を 失っていないため、雇用する必要もない」と述べ、「今年は安定して いる」と続けた。

UBS投資銀行部門のオーストラリアでの共同責任者、ガイ・フ ァウラー氏が今月2日のインタビューで語ったところによると、オー ストラリアに在勤する同部門のマネジングディレクターの平均勤続年 数は12年。これは業界平均よりも長い。

ブルームバーグのデータによると、今年のオーストラリアでのM &Aは、2007年以降で最大となる見通しで、このうち500億ドル近 くが10-12月(第4四半期)に発表されている。UBSが手掛けた 案件は通年で520億ドル相当、同社にとっては少なくともここ10年 では最高だ。

原題:UBS Grabs Biggest Share of Australia M&A Since 2004 With ASX

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