ブランソン氏:原油相場は200ドルに高騰も-省エネ政策不在なら

英ヴァージンアトランティック 航空の創業者で資産家のリチャード・ブランソン氏はインタビューで、 世界でクリーンエネルギーへの移行がより迅速に進まなければ、原油 相場は1バレル当たり200ドルに高騰する可能性があるとの見方を示 した。

ブランソン氏は4日、メキシコのカンクンで開催中の国連気候変 動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)でインタビューに応じ、 「迅速に省エネを促進し代替燃料に移行することができなければ、そ うなる可能性があるのは明らかだ」と指摘した。COP16では各国が 気候変動抑制への新たな枠組みの構築を目指して協議している。

ブランソン氏は、各国政府が原油などの化石燃料の代替として再 生可能燃料の利用をさらに推進しなければ「信じ難いほど痛みを伴う」 景気低迷に陥ると予想。二酸化炭素排出削減への取り組みに関する審 議が今年、上院で頓挫した米国では失業率が過去最高水準に達する可 能性があるとの見方を示した。

ブランソン氏は「エネルギー政策を早急に進展させなければあら ゆるリセッション(景気後退)の原因を生み出すことになるだろう」 と指摘。「現時点でも悪い状況だと思う。米国では失業率が5年以内 に容易に15%に上昇する可能性がある」と述べた。

ブランソン氏(60)は、ニュース専門局CNN放送の創業者であ る米資産家テッド・ターナー氏(72)とともに発言した。企業が気候 変動対策をどう支援できるかに重点を置く2日間の会議で両氏は6日 にも意見を述べる予定。

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