今週の米経済指標:貿易赤字は横ばい、消費者マインド指数は上昇へ

今週発表される米経済指標では、 10月の貿易赤字が前月比ほぼ変わらずとなる見込み。アナリストに よると、ドル安の進行と他国主導での世界経済の回復を背景に輸出が 伸びたとみられる。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた60人の予想(予想中央値) によれば、米商務省が10日発表する10月の貿易収支は、2カ月連 続で440億ドルの赤字にとどまったもよう。米国の輸出先として今 年これまで上位10位以内に入っている中国とブラジル、シンガポー ルは、成長率が米国のほぼ3倍の8%を超えている。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミスト、 ザック・パンドル氏(ニューヨーク在勤)は「海外の力強い経済成長 やドル安により、輸出は回復する」と指摘。「内需回復に伴う輸入の 増加も見込める。貿易収支は今後数カ月にわたり安定する可能性が高 い」との見通しを示した。

輸出主導で製造業が伸びる一方、個人消費の増加も米経済を支え る要因となりつつある。10日に発表される12月のロイター・ミシガ ン大学消費者マインド指数(速報値)は72.5と、6月以来の高水準 になるとみられている。2007年12月に始まったリセッション(景 気後退)までの5年間の平均は89だった。

米労働省が10日発表する11月の輸入物価指数は前月比0.8%上 昇の見込み。ドル安に伴う原油や金属価格の上昇を反映するもよう。 10月は0.9%上昇だった。

その他、7日には10月の消費者信用残高、9日には先週の失業 保険新規申請件数と10月の卸売在庫、10日には11月の財政収支が それぞれ発表される。

(米経済指標の発表日・エコノミスト予想の最新情報は、こちらをご 覧ください)

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