11月のヘッジファンド成績、5月以来最大の落ち込み-欧州危機悪化で

11月のヘッジファンドの運用成績 は半年で最大のマイナスとなった。欧州の債務危機を受け世界各国で 株価が下落したことが響いた。

ブルームバーグの主要なヘッジファンド指数であるBAIFヘッ ジファンド指数は11月に1.5%低下し、短時間での株価急落に見舞 われて投資家がリスクテークを縮小した5月以来で最大の落ち込み。 株式ロング・ショート戦略のファンドのリターンは11月にマイナス

1.6%となった、年初来ではプラス6.1%。

世界の株価は11月に2.3%下落した。アイルランド救済でも投 資家は欧州の債務危機が封じ込められると確信しておらず、スペイン とポルトガルも危機に巻き込まれるのではないかとの懸念が広がった。 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月、ポ ルトガルの信用格付けを引き下げる可能性を示したが、同国のソクラ テス首相は支援が必要になるとの見方を否定している。

ヘッジファンドのベレストラ・キャピタル・パートナーズ(ニュ ーヨーク)の創業者ジェームズ・メルチャー氏は先週のヘッジファン ド関連会議で、欧州は「破たんの瀬戸際だ」とし、「ドイツは比較的 堅調な数カ国とともにユーロを離脱する可能性がある」と述べた。

BAIFヘッジファンド指数が調査するファンド2627本のうち、 11月のリターンをこれまでに報告したのは1198本。同指数は2007 年7月に130.38のピークを付け、先月は116.71に低下した。

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