【ECB要人発言録】安定化の決意、投資家が過小評価-トリシェ総裁

11月29日から12月5日まで の欧州中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は 発言者の氏名をクリックしてください)。

<12月5日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(オーストリア国営テレビORFの 討論で):ユーロ圏の分裂が起きれば、唯一の勝者はドルになる。欧州 は敗れることになろう。

<12月3日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで記者団に対し):EC Bの国債購入プログラムは市場機能の回復が必要なときにのみ実施す るものであるため、購入規模はあらかじめ設定していない。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで記者団に対し):EC Bは金融政策伝達のメカニズムを確実に機能させるためにのみ、債券 市場に介入する。第一の使命は物価安定を確保することであり、一部 のユーロ圏加盟国の構造問題の解決は中銀の責務ではない。

トリシェ総裁(パリでの会議で):ユーロ圏の各国政府はある程度の財 政統合をし、財政規律を一段と強化する必要がある。

<12月2日> トリシェ総裁(政策決定後の記者会見で):危機対応で導入した緊急の 流動性措置の解除を遅らせる。国債購入は継続中だ。

ウェーバー独連銀総裁(フランクフルトでの会議で):将来的な危機に 対する金融システムの弾力性を一段と高めるため、世界の各国政府は 追加措置を講じる必要がある。必要とあれば、銀行の段階的な解体も これに含まれるべきだ。

<11月30日> トリシェ総裁(ブリュッセルの欧州議会で):ユーロ圏の金融の安定性 に疑問の入り込む余地はないと確信する。外部の人間は政府の決意を 過小評価する傾向にある。

<11月29日> ノワイエ・フランス中銀総裁(東京で記者団に対し):ECBが必要な 限り緊急措置を維持するだろう。

ノワイエ・フランス中銀総裁(東京で講演):欧州は債務危機に決意を 持って対処しており、ユーロの将来をめぐる疑念は完全に払拭された。 一国が資本規制によって海外からの大量な資金流入に対処することは 可能だが、その場合、資金が他の資産市場に流れ込む恐れがある。世 界の資本市場は密接に結び付いており、政策当局が不安定な動きを誘 発してしまう可能性もある。

ノワイエ・フランス中銀総裁(東京で記者団に対し):ユーロ圏がシス テミック危機を経験しているとの見方を否定する。アイルランドの混 乱が波及するリスクは小さい。

ホノハン・アイルランド中銀総裁(RTEとのインタビュー):アイル ランドの銀行の優先債の保有者に損失の一部を負担させることは、欧 州当局者の間では強い関心はなかった。

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