米雇用:11月は3.9万人増に減速、失業率9.8%に上昇(Update2)

11月の米雇用者数の伸びは、予想 を大幅に下回り、失業率は上昇した。

米労働省が3日に発表した11月の雇用統計によると、非農業部門 雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比3万9000人増加と、 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(15 万 人増)を下回った。前月は17万2000人の増加と、速報値の15万1000 人増から上方修正された。

家計調査に基づく11月の失業率は9.8%で前月の9.6%から上昇 し、4月以来の高水準を記録した。予想では前月と同じ9.6%だった。

民間部門の雇用者数も5万人増にとどまり、予想の16万人を大幅 に下回った。製造業は4カ月連続マイナス。建設や政府機関でも雇用は 落ち込んだ。

製造業の雇用者は1万3000人減と、ここ3カ月間では最も厳しい 落ち込みだった。市場予想では5000人の増加が見込まれていた。建設 部門は5000人減(前月3000人増)。小売りは2万8000人減(前月1 万3000人増)だった。

平均時給は22.75ドル(前月22.74ドル)と、ほぼ横ばい。

政府関連機関の雇用者は1万1000人減。内訳は州・地方自治体の 雇用が1万3000人減、連邦政府では2000人増加した。

長期失業者比率は41.9%に拡大

失業者に加え、経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされている 労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は11月に前月 と同じ17%だった。

27週以上の長期失業者が全失業者に占める割合は41.9%と、8月 以来の最高に上昇した。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、デービッド・シー メンス氏(ニューヨーク在勤)は、「雇用は回復していない。雇用が経 済全体の回復のかぎを握っている」と述べ、「FRBの行動が時期尚早 だと感じている人は発言を撤回することになるだろう」と続けた。

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