日銀の買入対象外「トリプルB」債、スプレッドが1カ月半ぶりに拡大

日本銀行が3日に実施した社債買入 オペの対象銘柄から外れた一部の「トリプルB」格の社債は、売り圧力 が強まり、利回りの対国債比スプレッド(金利上乗せ幅)が約1カ月半 ぶりに拡大に転じた。

複数の関係者によると、日銀がこの日の入札の買い入れリストから 外した銘柄は、ソフトバンク、エルピーダメモリ、アコム、IHI、プ ロミスなど。社債の買い入れ基準には、格付けが「トリプルB格」相当 以上で残存期間が1-2年としていたが、こうした銘柄が対象から外れ た詳細な選定理由は明らかになっていない。

2012年3月満期のエルピーダメモリ債の格付けは日本格付研究所 (JCR)からBBBを取得している。この日は、国債利回りに対する スプレッドが88bpベーシスポイント(1bp=0.01%)と10月20日以来、 約1カ月半ぶりに拡大した。

格付投資情報センター(R&I)からBBBの格付けを取得してい る12年2月満期のIHI債のスプレッドも10月19日以来の上昇に転じた ほか、S&PのBBB級の格付けを持つ12年10月満期のアコム債や12年 6月満期のプロミス債も前日の水準から上昇した。

日本銀行は3日、同日実施した社債買い入れには、入札額の約2.7 倍に相当する総額2698億円の応札があったと発表した。日銀が包括的な 金融緩和の一環として創設した「資産買入等の基金」による社債買い入 れは今回が初めて。日銀発表によると、買い入れ額は1000億円で、買い 入れ日は12月9日。

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