JPモルガンやドイツ銀、シティが富裕層顧客に照準-資本規制強化で

JPモルガン・チェースやドイツ 銀行、シティグループは、自己資本規制の強化で投資銀行事業の利益 減少が見込まれるなか、富裕層顧客向けのサービスを担当するバンカ ーを採用している。

時価総額で米最大の銀行、JPモルガンは、欧州と中東、アフリ カでウェルスマネジメント部門の人員を2013年までに最大20%増や す計画だ。ドイツ銀も、9カ月前に独最大の独立系プライベートバン ク、サル・オッペンハイム・グループを買収して以来、アジア事業を 拡大している。同行広報のクラウス・ウィンカー氏が明らかにした。

銀行業界が07年から09年の間に1兆3000億ドル(約109兆円) を超える損失を計上したのを受け、20カ国・地域(G20)首脳は先月、 ソウルでのサミットで、自己資本規制を大幅に強化する案を承認した。

ニューヨーク連銀でエコノミストを務めた経歴を持ち、現在はジ ュネーブ国際高等・開発研究所の教授であるセドリック・ティユ氏は、 規制強化は、銀行が富裕層顧客の資産管理など、よりリスクが小さく、 資本集約的ではない事業に照準を絞るきっかけとなり得ると指摘した。

シティとゴールドマン・サックス・グループは共にウェルスマネ ジメント部門の増強を進めており、シティは北米で同部門のアドバイ ザーを約260人に倍増する計画だ。

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