アイスランド中銀総裁:債券保有者、救済しなかったのは正しかった

アイスランド中央銀行のガド ムンソン総裁は、同国が国内銀行の債券保有者を救済しなかったのは 正しかったと述べるとともに、債務の規模を考えれば債権者を支援す る状況にはなかったとの認識を明らかにした。

ガドムンソン総裁は2日、フランクフルトでの講演後、「債券保 有者は政府の介入と救済を当てにすべきではない」と述べ、「デュー デリジェンス(資産査定)を実施すべきだ」と語った。

アイスランドではカウプシング銀行、グリトニル銀行、ランズバ ンキ銀行が2年余り前に事実上破綻したが、債権者は依然として 850億ドル(約7兆1000億円)の回収に努めている。銀行破綻コ ストの負担を納税者ではなく、債券保有者に求めるという同国の判断 は、850億ユーロ(9兆4000億円)の支援策の一環として優先債 保有者を損失から保護する方針を示したアイルランドとは対照的だ。

同総裁は「銀行の債務全体を保証するのが恐らく早過ぎたとアイ ルランドは認めていると思う」と述べた上で、「これら銀行の資産は 想定より大幅に悪化したため、今やこの措置が大きな負担になってい る」と説明した。

総裁はアイスランドの措置について「すべての人にとって適切な 措置であるかは判断しかねるが、アイスランドにはほかに選択肢がな かった」と指摘。「正しい措置だったかという観点から数年後にこの 問題を検証するのは非常に興味深いだろう」と述べた。

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