イタリアの銀行債保証コスト、上昇-公的債務と危機波及への懸念で

イタリアの銀行がユーロ圏で 2番目に高い水準にある同国債務のつけを支払っている。通貨ユーロ を脅かす欧州危機の影響で、同国の銀行の信用力が損なわれ、借り入 れコストが上昇している。

CMAによれば、イタリアの銀行最大手、ウニクレディトの社 債保証コストは11月に月間ベースで2009年2月以来の大幅上昇 を記録。同業2位のインテーザ・サンパオロは月間で過去最大の上昇 となった。

ベルルスコーニ首相は議会の信任投票を14日に控えており、 投資家の間では、政権が崩壊すれば同国は1兆7600億ユーロ(約 195兆円)の債務返済が困難になる恐れがあるとの懸念が広がって いる。同国の銀行はアイルランドやスペインの不動産バブル崩壊を回 避したものの、欧州危機の影響で11年の債務借り換えコストが少な くとも1180億ユーロ増え、既にユーロ圏の平均を下回る収益性が 圧迫される恐れがある。

バンカ・アルベルティニのファンドマネジャー、ステファノ・ ジローラ氏は「高債務国であるイタリアへの欧州危機の波及懸念は、 国内銀行の収益性に影響するだろう。資金調達コストが上昇するほか、 保有債券の損失計上が見込まれるためだ」と説明した。

CMAによれば、ウニクレディトの優先債のCDSスプレッド は11月30日に189ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、10月29日の139.25bpから上昇。インテーザの優先債は

122.25bpから173bpに上昇した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE