中国は米金融政策に「おびえている」-オロCのリッカーズ氏

【記者:Catarina Saraiva、Kathleen Hays】

12月2日(ブルームバーグ):8835億ドル(約74兆円)に 上る米国債を保有する中国の政策当局者は、米国がドルの価値を下げ ていると懸念している-。米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授 (経済学)やオロ・キャピタル・アドバイザーズのジェームズ・リッ カーズ氏はこのように指摘した。

オロ・キャピタルの最高財務・管理責任者を務めるリッカーズ氏 は、世界は通貨安競争の初期段階にあると述べた。同氏やロゴフ教授、 マクロエコノミック・アドバイザーズの共同創設者ローレンス・マイ ヤー氏は2日、ニューヨークで開かれたブルームバーグ主催のヘッジ ファンド関連会議で相次いで発言した。

元米連邦準備制度理事会(FRB)理事であるマイヤー氏は、F RBの「古き良き時代の金融政策」はドルの価値を下げることを意図 するものではないと説明。同氏は「米国は競って通貨を切り下げてい るのではない」と強調した。

リッカーズ氏は「中国は世界経済の怪物だとの見方は真実ではな く、彼らは非常におびえている」と言明。「中国は、米国を信用する という非常に大きなミスを犯した」と述べた。

FRBは11月に量的緩和の第2弾を発表。こうした金融政策が 不安定な状況を招いてインフレを加速させるとして、中国の温家宝首 相をはじめ各国首脳から批判を浴びている。

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