ペレグリーニ氏:株の空売りは中止した、債券相場は「ばかげた」水準

ヘッジファンドのポールソン元幹 部のパオロ・ペレグリーニ氏は、株価下落を見込んだ取引を中止したこ とを明らかにした。同氏はポールソンが米住宅市場の崩壊時に30億ド ル(約2500億円)余りの利益を上げたことに貢献した人物。

ポールソン氏は2日にニューヨークで開かれたブルームバーグ・リ ンク主催の会合「ヘッジファンズ2010コンファレンス」で、「もはや 株の空売りはしていない」と述べ、「これは大きな変化だ」と語った。 また大半の債券について、価格が「ばかげた水準」にあるため好まない と述べた。

同会合に出席した資産運用者のレオン・クーパーマン氏とラズロ ー・ビリニー氏は、米株式相場が今後1年で約11%上昇すると予想。 収益が伸びている一方でバリュエーション(株価評価)は歴史的水準を 下回っているためだと説明した。S&P500種株価指数は12年ぶり安 値を付けた2009年3月の水準から79%上昇している。クーパーマン 氏は経済成長が債務問題で抑制されているものの、株式は債券よりも一 段と魅力的だと分析した。

ペレグリーニ氏は円もショート(売り持ち)している。同氏は「日 本について懸念している」と述べた。円は今年、対ドルで11%、対ユ ーロで20%それぞれ上昇している。

ペレグリーニ氏が昨年設立したファンド、PSQRは昨年62%上 昇したが、今年1-7月は約11%下落。同氏は8月、投資家に資金を 返還する方針を明らかにしている。

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