NY原油(2日):2年ぶり高値、ECB出口戦略先送りと米住宅指数で

ニューヨーク原油先物相場は続伸。 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が流動性供給措置の解除を遅 らせる意向を表明したことを好感し、2年ぶり高値に上昇した。米中 古住宅販売成約指数が予想に反し、記録開始以降で最大の伸びとなっ たことも買い材料となった。

トリシェ総裁はECBが市中銀行への無制限の流動性供給を2011 年1-3月(第1四半期)いっぱい継続すると明らかにした。これを 受けて外国為替市場ではドルが対ユーロで下落した。全米不動産業者 協会(NAR)が発表した10月の中古住宅販売成約指数(季節調整後) は前月比10.4%上昇。

エネルギー関連のコンサルタント会社キャメロン・ハノーバー (コネティカット州ニューカナン)のピーター・ビューテル社長は、 「ドルの下落が原油市場の支えになった」と指摘。「ドルと原油は逆 相関の関係にあり、この日の市場ではそれが顕著だった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物1月限は前日 比1.25ドル(1.44%)高の1バレル=88.00ドルで終了した。終値 ベースで2008年10月8日以来の高値。この1年では15%の値上が り。

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