地球外生命の研究に光明、猛毒ヒ素を食べるバクテリア発見

米カリフォルニア州モノ湖で発 見された、リンの代わりに猛毒のヒ素を栄養源に生存できるバクテリ アの発見は、地球外生命の研究者にとって新たな方向性を示す可能性 がある。

科学専門誌「サイエンス」(オンライン版)に掲載された研究報 告によると、このバクテリアを培養皿に取り、徐々にリンをヒ素に置 き換えて与えたところ、バクテリアは成長を続け、最後にはヒ素だけ でも生きていたのが分かった。モノ湖は76万年前にできた塩湖で、魚 は生息していない。

同研究報告の中で引用されたリサーチ結果によると、存在が知ら れているすべての生物は生存のためにリンを必要とする。フロリダ州 ゲーンズビルの応用分子進化財団の特別研究員、スティーブン・ベナ ー氏は、ヒ素を食べて生存できるバクテリアの発見は、地球外生命の 研究者に新たな道筋を照らすだろうと述べる。

この研究を率いたフェリサ・ウォルフェ・サイモン氏は2日の記 者会見で、「可能性の扉を開けた」と語り、「今回の発見で、私たち は地球の生物について学ぶとともに、いつの日にか、地球以外の宇宙 のどこかに存在する生命体について情報を得る手掛かりになる」と述 べた。

同報告書によると現在、生物が生存するには炭素と水素、窒素、 酸素、リンそして硫黄が必要だと考えられている。

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