米セントルイス連銀総裁:金利上昇、追加緩和策の失敗を意味しない

米セントルイス連銀のブラード 総裁は、最近の市場金利の上昇について、米連邦準備制度理事会 (FRB)による金融緩和措置の拡大が機能していないことを意味 するものではないとの認識を示した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が6000億ドル(約50兆 円)の国債購入を決定した翌日の11月4日に2.49%の水準にあ った10年債利回りは2.94%まで上昇している。ブラード総裁は 2日、ワシントンでの講演で、今回のプログラムにより金利には 「下押し圧力がかかる」としながらも、政策が機能することで成長 の加速や実質金利の上昇、さらにインフレ期待の上昇につながると 指摘した。

同総裁は「従って名目金利の水準だけでこのプログラムの成功 を判断するのは不十分だ」と述べた。

さらに「米国以外の国で政策が維持されていることを考慮すれ ば、ドルの下落は緩和的な金融政策の正常な副作用だ」と語った。

総裁はまた、米政府発行の債券をFRBが「マネタイズ」して いるとの批判にも反論。FRBがバランスシートを「危機以前の正 常な水準に」縮小すれば、「FRBがこうした行動に出る前と同様 の水準まで民間の米国債保有が増えるだろう」と続けた。

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