サッカーW杯:2022年はカタールで開催-18年はロシア-FIFA

2018年と22年のサッカーワー ルドカップ(W杯)の主催国に、それぞれロシアとカタールが決まっ た。国際サッカー連盟(FIFA)が2日、決定した

FIFAは2日、チューリヒの本部で非公開の投票を実施。18 年についてはロシアのほかに、イングランド、共催を目指したスペイ ン・ポルトガル、オランダ・ベルギーが名乗りを挙げていた。カター ルは、米国と日本、オーストラリア、韓国を抑えて22年大会の開催 国に選ばれた。

W杯はこれで、4大会連続で新興市場国での開催となる。2010 年の南アフリカ共和国に続き、14年はブラジルで開催。その後の2 回は東欧と中東ということになる。

ロシアは国土の広さと競技場建設の能力が問題視されていた。カ タールは候補国の中で唯一、FIFAが「高リスク」と分類していた。 カタールはセ氏46度という猛暑に対応するため、冷房付きの競技場 を建設する。

カタール代表団のシーク・ムハンマド・ビン・ハマド・アルタニ 会長は「変化を信じ、ゲームの幅を広げ、カタールに機会を与えてく れた」ことに感謝を表明した。「われわれは期待を裏切らない」と述 べた。

ロシアにとっては、世界的なスポーツイベントを景気拡大につな げるとともにスポーツ大国としての面目を回復する取り組みでの3回 目の成功。

「ともに歴史を作ろう」

ロシアの代表団はシュワロフ第一副首相が率いていたが、ロシア 通信(RIA)がプーチン首相の報道官の発言として報じたところに よると、同首相はロシアが選ばれた場合はチューリヒに向かう。

シュワロフ副首相はこの日、FIFAの代表団に「FIFAは 2018年W杯をわれわれの手に委ねてくれた。決して後悔させるこ とはしないと約束する」として、「ともに歴史を作ろう」と述べた。

プーチン首相は既に、2014年の冬季五輪の招致に成功。自動車 レース、フォーミュラワン(F1)グランプリの2014年からの開催 も決まっている。いずれも黒海沿岸のリゾート地、ソチで開催される。

ロシアはW杯のために、38億ドルを投じて13競技場を新設し3 カ所を改装する計画。競技地となる13都市の空港の大半で「大幅な 設備刷新と集客能力の拡大」も約束している。

世界一の持続的成長

国際通貨基金(IMF)の予想では、カタールの2010年成長率 は世界最高。同国は大会に備え、ホテルの部屋数を2倍以上に増やす ほか、9カ所の競技場を新設し3カ所を改装、また鉄道や地下鉄網を 建設する計画だ。

アル・ライヤン・インベストメント(ドーハ)のディレクター、 アクバー・カーン氏は「持続的な成長ではカタールが恐らく世界一だ ろう」とし、W杯は「カタールでの大規模なインフラ整備を大幅に加 速させるだろう」と語った。

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