ユーロ圏:7-9月GDP、拡大ベース鈍化-PPIは加速

ユーロ圏の7-9月(第3四半 期)実質GDP(域内総生産)改定値は前期比0.4%増加と、速 報値と変わらず。輸出の伸びが減速したほか、投資が停滞したこと を受け、前期の1%増に比べ拡大ペースが鈍化した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の2日の発表によ ると、7-9月期の輸出は前期比1.9%増加。4-6月(第2四 半期)は4.3%増だった。企業投資は横ばい。4-6月期は1.7% 増だった。家計支出は0.3%増(前期は0.2%増)と政府支出は

0.4%増(同0.1%増)といずれも加速した。

7-9月期GDPは前年同期比では1.9%増。4-6月期は 2%増(改定前=1.9%増)に上方修正された。

BHF銀行(フランクフルト)のエコノミスト、ゲルト・ハッ セル氏は「一部の国は財政で苦労しているが、これらの国は比較的 規模が小さく、ユーロ圏経済全体への影響は限定的だ」と指摘。「懸 念材料ではあるが悲観的になる必要はない。2011年もドイツが拡 大をけん引し、全体としての成長は比較的堅調に推移するだろう」 との見方を示した。

7-9月期GDPは国別では、ドイツが前期比0.7%増加。 4-6月期は過去最高の2.3%増だった。フランスは0.4%増(4 -6月期は0.7%増)に鈍化した。

一方、スペインの7-9月期はゼロ成長。ギリシャは1.1% のマイナス成長となった。アイルランドのデータは公表されていな い。

同時に発表された10月のユーロ圏の生産者物価指数(PPI) は前年同月比4.4%上昇と、9月の4.3%上昇(改定前=4.2%上 昇)からインフレが加速した。前月比では0.4%の上昇。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE