スペイン国債入札:高利回りで需要は堅調-安心感で既発債値上がり

スペイン政府は2日に国債入札を 実施し、3年債25億ユーロ(約2800億円)を発行した。高利回りの ため需要は堅調。アイルランドの救済合意以降で初の入札が順調だっ たことから安心感が広がり、既発債も値上がりした。

スペイン銀行(中央銀行)のデータによると、2013年10月償還 債の平均落札利回りは3.717%と、前回10月7日の入札時の2.527% に比べ高水準。入札前の流通市場での同国債の利回りは3.937%だっ た。応札倍率は2.27倍と、前回の2.16倍を上回った。発行予定額の レンジは17億5000万-27億5000万ユーロだった。

11月28日のアイルランド救済合意後の国債利回り上昇を受けて、 スペイン政府は発行規模を当初計画よりも縮小させた。サルガド財務 相は年内の資金需要は既に満たされていると述べていた。

クレディ・アグリコルの債券ストラテジスト、ピーター・チャッ トウェル氏は「応札倍率2.27倍に安堵した」として、「数日前にはこ れほど順調な入札は望むべくもなかった。欧州中央銀行(ECB)が 2日午後の決定で期待を裏切らないことを祈ろう」と語った。

流通市場でのスペイン3年債の利回りは一時3.91%に低下した。 10年債のドイツ債との利回り格差は238.4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)と前日の250.9bpから縮小。11月30日にはユーロ 導入後の最大の298bpに達していた。ユーロは0.3%上昇し1ユーロ =1.318ドル。

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