西オーストラリア州首相:三菱商の豪合弁プロジェクトは再検討必要

三菱商事とオーストラリアのマー チソン・メタルズが西オーストラリア州で進めている40億豪ドル(約 3250億円)規模の鉄鉱石輸送鉄道・港湾プロジェクトについて、同 州のバーネット首相は、資金調達を容易にするにはプロジェクトの出 資構造をめぐり、より良い計画が必要だとの認識を示した。

同州首相は1日、ABCラジオのインタビューで、「同プロジェク トへの参画企業は、企業構造という点でよりしっかり組織されている 必要がある」と述べた上で、「出資構造の問題が解決されれば、資金は 入ってくるだろう」と述べた。

三菱商事とマーチソンの折半出資会社、オーカジー・ポート・ア ンド・レールは先月4日、プロジェクトの開始時期を最大で半年遅ら せると発表した。独立系コンサルティング会社、ストックアナリシス のピーター・ストラチャン代表は、同プロジェクトから三菱商事とマ ーチソンを外し、中国の複数のインフラ企業を加えるという見直しが 行われる可能性があると1日の電話取材で指摘した。

マーチソンによれば、同社の会長は海外出張中のためコメントを 得られなかった。三菱商事はブルームバーグ・ニュースの取材に対し 電子メールで回答し、今回の件でコメントする立場にはないとした上 で、合弁企業を通じ、プロジェクトの事業化調査を前進させるために あらゆる努力を継続すると説明した。

バーネット州首相は、同プロジェクトで三菱側の資金調達に問題 はないとの認識を示す一方、マーチソンの事業規模は小さく、40億豪 ドルの投資に釣り合う企業かどうか疑問を呈した。さらに、同社より も中国企業の方がプロジェクトに資金を投じる上でより良い立場にあ るとの認識も示したが、具体名は挙げなかった。

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