UBSとメリルが利用額上位-FRBの緊急米国債貸与プログラムで

【記者:Jody Shenn】

12月1日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB) がプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)を対象に住宅 ローン関連証券などを担保に米国債を貸し出す緊急支援策の利用者上 位に、スイスの銀行UBSと米証券メリルリンチが入っていたことが 分かった。

UBSの米国部門は、ターム物証券貸与ファシリティー(TSL F)の2008年3月27日の第1回入札で米国債150億ドル(現在の 為替レートで約1兆2600億円)相当を借り入れた。バンク・オブ・ アメリカ(BOA)に買収される前のメリルも同日に100億ドル相当 の貸与を受けている。FRBが議会の要請に応じて1日公表した金融 危機時の3兆3000億ドルの緊急支援の支援先などの詳細で明らかに なった。

TSLFは米住宅ローン関連証券の値下がりで金融機関の借り入 れが一段と困難になる中で発表された。利用額は08年10月に2355 億ドルと、ピークに達している。

FRBのデータによると、UBSへの150億ドルの貸与と、経営 破たん前の米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスに対する08 年7月のほぼ同額の貸し出しがTSLFの利用額として最大だった。 UBSは同年5月にも120億ドルを借り入れた。

FRBはTSLFを通じて08年9月にモルガン・スタンレーの 部門、09年4月に英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ ループ(RBS)の部門、09年5月にシティグループの部門にそれぞ れ100億ドルの米国債を貸し出した。これら金融機関以外の利用額は 100億ドルを下回っている。

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