豪州の10月小売売上高:前月比1.1%減-予想外のマイナス

オーストラリアの10月の小売売上 高は、市場予想に反して2009年7月以来の大幅減少となった。飲食店 や衣料品店での消費支出が落ち込んだ。

豪統計局の2日の発表によると、10月の小売売上高は前月比

1.1%減少。ブルームバーグがエコノミスト23人を対象にまとめた調 査では、同0.4%増加(予想中央値)が見込まれていた。9月は0.1% 増に下方修正された。

同国はこれまで1年2カ月間に主要20カ国・地域(G20)で最も 積極的な引き締め策を進めてきたが、この日の統計は、同国の金融政 策が需要を冷え込ませていることを示した。豪ドルは今年に入り

7.3%上昇。これが輸出を圧迫し、7-9月(第3四半期)の経済成長 率は前期比で0.2%と、2008年以降で最悪となった。

JPモルガン・チェースのチーフエコノミスト、スティーブン・ ウォルターズ氏(シドニー在勤)は統計発表前に、「豪ドル高のコスト 転嫁と高額商品の販売低迷が売上高全体の重し」となっている公算が 大きいと指摘した。

項目別では、飲食店の売上高が4.8%減、衣類や履物への支出は

4.6%減った。一方、家庭用品の売上高は0.5%増加した。

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