セガサミH株3年ぶり高値、5.26%の自社株買いへ-資本政策を評価

傘下にゲーム機機器、パチスロメ ーカーを抱えるセガサミーホールディングス株が一時、前日比9.6% 高の1587円と大幅続伸。2007年11月以来、およそ3年ぶりの高値水 準を回復した。発行済み株式総数比5.26%分の自社株買い実施を前日 に発表、同時に6%相当の自社株消却も行う方針で、積極的な資本政 策を評価する声がアナリストらからも相次いだ。

同社が1日の取引終了後に発表したリリースによると、発行済み 株式総数の5.26%に当たる1400万株、金額にして250億円を上限に 自社株買いを実施する。取得期間は2日から11年6月30日まで。ま た、12月10日には同総数比6%相当の1700万株の自社株を消却する という。

クレディ・スイス証券の渡辺真理子アナリストは2日付のリポー トで、同社の資金使途は投資に充てられる可能性があっただけに、「新 たな自己株式取得はポジティブサプライズ」とし、積極的な資本政策 を評価した。今回の新規取得株数1400万株は子会社3社の株式交換の 割当株数と一致しており、「消却と合わせて株主価値向上を目的とした 資本政策である」としている。クレディS証では、セガサミHの投資 判断「アウトパフォーム」、目標株価1650円を維持した。

シティグループ証券の福田聡一郎アナリストも1日付のリポート で、今回の自己株消却とサミーネットなどの100%子会社化に伴う自 社株割当により、自社株はほぼ解消されると指摘。「自己株買いの市場 放出リスクが低下し、新たに自社株買いが発表されたことは、短期的 に株価にポジティブな影響を与えよう」との認識を示した。同証では 投資判断「買い」、目標株価1900円を据え置いている。

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