UBS:商品事業の人員倍増を計画-英バークレイズへの売却から1年

スイスの銀行最大手、UBSは、 商品チームの人員を倍増させることを計画している。同銀は約1年前、 商品部門の大半を英バークレイズに売却した。

UBSの広報担当者、ハナ・ダン氏(ロンドン在勤)は1日の電話 インタビューで、商品チームの人員は現在約40人で、向こう1年半か ら2年の間に増員する予定であることを明らかにした。同氏によると、 米ゴールドマン・サックス・グループから移籍したディラン・モーガン 氏は先週、工業用金属担当の責任者として勤務を開始。チューダー・イ ンベストメントから移籍したタハ・ケルターニ氏は農産物担当の責任者 に就任した。

UBSは2008年10月、大半の商品事業から撤退する計画を発 表。その3カ月後に工業用金属や石油、米国の電力・ガス部門をバーク レイズに売却することで合意した。UBSは信用危機に関連して486億 ドル(現在の為替レートで約4兆1000億円)の評価損や損失を計上。投 資銀行事業のリスク軽減を目指していた。

メディオバンカ(ロンドン)のアナリスト、クリストファー・ウィ ーラー氏は、UBSのオズワルド・グルーベル最高経営責任者(CE O)について「以前に実施していた事業を再開することに不安を感じ てはいない」と指摘。「事業の収益性を持続可能な水準とするために適 切と考えることを行うだろう」と述べた。

バークレイズ・キャピタルが先月発表したリポートによると、指数 に関連した投資の需要にけん引され、商品関連の運用資産総額は10月 に190億ドル増加し過去最高の3400億ドルに達した。商品24銘柄で 構成するS&P GSCIトータルリターン指数は5月末以降17%上昇 し、株式のMSCI世界指数の12%、米国債のリターン3.8%を上回 っている。

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