S&P500種は「ニューノーマル」説に逆行して上昇へ-バリッシュ氏

来年はエネルギー関連株と工業株 が上昇し、米S&P500種株価指数は現状より17%高い水準に達する と、キャンビア・インベスターズのブライアン・バリッシュ社長は予 想した。

バリッシュ氏はインタビューで来年の株式市場について、リセッ ション(景気後退)で弱体化した金融などの業種が、健全でバリュエ ーション(株価評価)の低い業種に出遅れる「多様なスピードでの回 復」が特徴になるとの見方を示した。

また、世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・イン ベストメント・マネジメント(PIMCO)が提唱した「ニューノー マル」理論に基づく予想よりも株式相場は高いパフォーマンスになる と指摘。「ニューノーマル」理論につながった欧米経済に影響している 構造問題は「株式投資家よりもむしろ債券投資家の問題だ」と語った。

キャンビア・アグレッシブ・バリュー・ファンドなどで57億ド ル(約4800億円)の運用を監督するバリッシュ氏は、「出血は止まっ た。株価収益率(PER)は極めて低い」と指摘した。

S&P500種は2009年3月の安値から今年11月30日終値の

1180.55まで75%上昇。PERは15倍で、ブルームバーグが集計し た1954年以降の平均の16.4倍を下回る水準。

キャンビアのアナリスト9人の予想を加重平均したベースでは、 S&P500種は来年6月末までに1300、来年末までに1380に上昇す る見通し。ブルームバーグがストラテジスト6人を対象にまとめた予 想平均では、来年末までに1337への上昇が見込まれている。

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