ダラス連銀総裁:ドル高は欧州問題を反映-米経済は修復過程

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は1日、ドルは欧州の苦境から恩恵を受けているとの見解を示した。 また、米経済は「緩やかな修復過程」にあり、リセッション(景気後 退)に戻ることは避けられるとの認識を明らかにした。

フィッシャー総裁(61)はダラス連銀主催のフォーラムでの講演 後、記者団に対し、ドル上昇は「質への逃避」を反映していると述べ た。同総裁は来年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

ドルは11月に株式や債券、商品をしのぐ最良のパフォーマンスを 記録し、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策がドルの押し下 げにつながると主張する世界各国の当局者らを困惑させた。同総裁は 11月3日のFOMCで決定した米国債追加購入計画を批判しており、 米経済にとって「間違った治療薬」を処方することになりかねないと 同月に指摘している。

総裁は「欧州の苦境がドル上昇に反映されているのは驚きではな いと考えている」と述べた。

講演で総裁は米経済について、「状態は修復され始めている」と指 摘。「米国は緩やかな修復過程にある」とした上で、金融危機と成長鈍 化に対応して講じられたFRBの政策には「プラスもあればコストの 側面もある」と述べた。

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