日興コーデ:野村の伊藤クオンツら5人を採用-全業種網羅へ

三井住友フィナンシャルグループ傘 下の日興コーディアル証券は、1日までに株式調査部で企業アナリスト 経験者など新たに5人を採用した。あと6人程度を年度内に雇って全業 種をカバーできる体制を整える。大和証券グループ本社との提携解消以 来、課題としている法人部門の営業力強化などに生かす方針だ。

日興は、それぞれみずほ証券で中小型株担当を務めていた村越賢氏 (40)、自動車部品担当だった忍足孝男氏(43)、野村証券でクオンツア ナリストの伊藤桂一氏(41)、同銀行担当の中村真一郎氏(34)ら5人 を11月から今月1日にかけ採用した。2010年の日経ヴェリタスアナリ ストランキングで村越氏と忍足氏は6位、伊藤氏は10位だった。

同部は8月下旬に新設。これまでに専門担当者24人の大半の22人 を三菱UFJモルガン・スタンレーやシティグループ証券などライバル 10社から採用したことになる。吉田憲一郎株式調査部長(47)は「3年 以内に東京市場でトップ3の評価を目指す」と強調。3月までに製薬や 化学の担当者も採用し、兼任も含め全業種をカバーする体制とする。

メガバンクでは三菱UFJが米モルガン・スタンレーとの提携を通 じ、みずほもグループ内証券を統合するなど、それぞれ独自に法人や海 外顧客向けの営業基盤を強化。三井住友は大和証券Gとの提携解消後、 買収した日興を核に自前で体制を拡充している。これで同調査部は後方 事務担当者も含め約50人となり、年度末には70人程度に拡大する。

日興の吉田調査部長は、日本の経済力低下を受けて外資系証券など は「日本株に以前ほど経営資源を割かなくなっている」とし、後発でも 十分に競争力を高めることができるとみている。積極的な海外出張など 通じて、投資家からの需要が高いグローバルな観点からの独自の企業分 析につなげていく狙いだ。

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