PIMCOグロース氏:新興市場への投資選好は続く-米欧の低迷で

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用す るビル・グロース氏は、先進国がより多く高品質の製品を生産するこ とで競争力を向上させるまで、新興市場に投資が集まるとの見方を示 した。

同氏はPIMCOのウェブサイトに1日掲載された月間投資見通 しで、「投資資金は引き続きアジアやブラジルといった新興国の資産・ 為替市場に向かう」と予想。「米失業者の列は当面続くだろう」と付け 加えた。

米失業率は過去3カ月にわたり26年ぶり高水準近辺で高止まり している。ブルームバーグ・ニュースの調査によると、3日発表の11 月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比14万5000人増加 し、失業率は9.6%で変わらずと予想されている。PIMCOは、世 界の成長が鈍化し米国の影響力が低下する中で、投資リターンが歴史 的な平均よりも低くなるとの「ニューノーマル」の概念を提唱してい る。

グロース氏は、米欧の政策の多くが一時的に消費を押し上げるだ けの効果にとどまり、先進国の根本的な問題解決にはつながらないと みている。「世界的な需要不足と国際競争力の低迷が諸悪の根源である 時に、政治家や有権者は減税と医療保険制度に注目している」と指摘 した。

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