米BOAとメリル、FRBにCP229億ドルを売却-08年10月に

【記者:David Mildenberg、James Sterngold】

12月1日(ブルームバーグ):米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)と米証券メリルリンチは、2008年10月にコマーシャルペーパ ー(CP)229億ドル(約1兆9000億円)を米連邦準備制度理事会 (FRB)に売却した。CPは、両社が米政府の公的資金250億ドル を受け入れた数日後に売却された。

CPファンディング・ファシリティ(CPFF)のデータによる と、FRBは同年10月27日、メリルから3カ月物CP79億6000万 ドルを購入し、その2日後にBOAから149億ドルを購入した。議会 の要請に基づいてFRBは1日、金融危機を阻止するための3兆3000 億ドルの緊急支援先を公表した。

BOAは米金融安定化法に基づく問題資産購入計画(TARP) の下で公的資金450億ドルも受け取っており、CP売却分がこの支援 額に上乗せされる。BOAは08年9月にメリル買収で合意し、その 翌月にTARPの資金250億ドルを受け取った。メリルの損失が膨ら んだことで、買収手続き完了に向け09年1月にさらに200億ドルの 支援が必要になった。

ノースカロライナ大学のトニー・プラス教授(金融学)は「CP は信用市場をまとめる接着剤の役目を果たす」とし、「当時は、市場 に吸収力がなく、どの証券会社も短期債務の繰り延べができなかった。 FRBは危機が信用市場全体を崩壊させるのを防いだ」と指摘した。

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