ボルカー氏:ドルは基軸通貨の役割を失う恐れ-米国の影響力低下で

ボルカー元米連邦準備制度理 事会(FRB)議長は、ドルが基軸通貨としての役割を失う危険 性があるとの見解を示した。同氏は現在、オバマ大統領の米経済 回復諮問会議の議長を務めている。

ボルカー氏は11月30日夜にニューヨークで開かれた会合で、 「ドルの特別な役割が維持されるかどうかについて、疑問が高ま りつつある」と発言。米経済の衰えや国内の政治的な行き詰まり、 2つの戦争への関与、さらに中東とアジアの地政学的問題の「悪 化」を背景に、世界情勢に対する米国の影響力が弱まったと語っ た。

ボルカー氏は米国の地位低下について大枠で語ったものの、 指針となるような解決策は提起しなかった。

同氏は「米国にとって今は困難な時期だ。世界にとっても同 様だ」と指摘。米国は戦後最も厳しい経済危機に直面していると 述べた。その上で「冷静で自信に満ちた指導者が国内的および国 際的に求められることがあるならば、それは今だ」と続けた。

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