キャリートレードの損失が2年以上で最大、欧州危機が響く

【記者:Ron Harui】

12月1日(ブルームバーグ):外国為替のキャリートレードによる 損失が、2年余りで最大になった。欧州ソブリン債危機が深まり、ヘ ッジファンドなど大型投機家はユーロ上昇を見込む取引の解消を余儀 なくされている。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのキャリートレード 指数は11月に9.7%下落した。下落幅は2008年10月以来で最大。キ ャリートレードは低金利通貨で借り入れて高利回り資産に投資するが、 比較的高利回りだったユーロがドルに対し11月に6.9%下落し、損失 につながった。アイルランドの救済要請に加え北朝鮮の韓国砲撃も安 全資産需要を高め、11月の下落は5月以来で最大となった。

BNPパリバのストラテジストらは11月29日のリポートで、ド ルを調達通貨とするキャリートレードについて、「地政学的リスクと経 済的懸念」によって「ドル需要が高まるリスクがある」と指摘してい た。

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