タイ中銀:予想外に反して今年3回目の利上げ

タイ中央銀行は、大方の予想に 反して今年3回目の利上げを実施し、成長鈍化よりインフレ加速の リスクを重視している様子を示した。

タイ中銀は1日の政策決定会合で主要政策金利である1日物レ ポ金利を0.25ポイント引き上げて2%とした。前回の会合では据え 置いていた。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト17人を対象 に実施した調査では、5人が0.25ポイントの利上げを見込んでいた。 残り12人は据え置きを予想。

タイはアジア通貨の上昇圧力が和らぎ、輸出減少リスクが後退 する中、韓国に続いて金融引き締めを再開した。タイ・バーツは今 週、2カ月ぶりの安値に下落した。

TMB銀行のエコノミスト、ベンジャロング・スワンキリ氏 (バンコク在勤)は、「バーツの上昇圧力は和らいだ。タイ中銀に とって政策金利を引き上げる良い機会だ」と指摘。「物価上昇圧力 につながる要因は多い。現時点で利上げをしなければ、経済成長が 今年に比べ減速する来年は、利上げペースを加速するのが非常に困 難になる」との見通しを示した。

バンコク時間午後2時27分(日本時間同4時27分)現在、タ イ株の指標SET指数は前日比0.8%高。通貨バーツは0.6%高の1 ドル=30.04バーツとなっている。

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