ハリマ化株8月来高値、米社からロジン事業買収-海外比率5割超へ

製紙用薬品、トール油などで高シ ェアを持つハリマ化成が一時、前日比5.7%高の498円と急反発。8 月3日以来、約4カ月ぶりの高値を付けた。米化学企業のモメンティ ブ社からロジン系印刷インク用樹脂などの事業を買収することになり、 今後の収益貢献、海外展開力の強化を評価する買いが膨らんだ。

ハリマ化が11月30日に発表したリリースによると、同社は三菱 商事と共同で、米モメンティブからロジン系印刷インク用樹脂や粘接 着剤用樹脂、合成ゴム用乳化剤ほかの事業を買収する。買収価格は約 1億2000万ドル(約100億円)。ハリマ化では、今回買収した事業群 を戦略事業に位置付けている一方、モメンティブは熱硬化性樹脂事業 への集中意向を持っていたため、両社の合意に至った。

買収事業の2009年売上高は260億円、営業利益は7億円。オラン ダや米国、中国など含む7カ国に製造拠点を持ち、同事業買収により、 ハリマ化の海外売上比率と利益比率は50%を超えるという。同社の10 年3月期の連結売上高に占める海外比率は19%だった。

立花証券の平野憲一執行役員は、きょうの株価上昇を今回の事業 買収が材料になったとの認識を示した上で、特に海外比率が上がるこ とは企業にとってプラスだと指摘。「天然樹脂事業では、スケールメリ ットが今後見込める」と話した。

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