銀行批判した米CFTCあて偽造書簡、PR会社の下請け業者が送付

米商品先物取引委員会(CFT C)に送付された偽造書簡は、ボストンを拠点とするPR会社デュー イ・スクエア・グループの下請け業者が作成したものだったことが分か った。この企業は規制当局によるデリバティブ(金融派生商品)取引の 規制方法に影響を及ぼそうとしていた。

このキャンペーンを実施していたことを認めたデューイ・スクエ ア・グループは、書簡が不正なものであったことには気付かなかったと し、顧客を公表する予定はないことを明らかにした。

ブルームバーグ・ニュースは29日、米H.J.ハインツの幹部や バーガーキングのフランチャイズ店などアーカンソー州の少なくとも7 カ所の企業幹部や事業所からとされる偽造書簡がCFTCに送付された と報じた。

デューイ・スクエアのプリンシパル、ジニー・テルザノ氏は30 日の文書で「デューイ・スクエアが、書簡が本物ではないと考える理由 は全くなかった。報道機関から疑問の声が上がるまで、これらの書簡が 実は未承認だったとは知らなかった」と説明している。

テルザノ氏によると、デューイ・スクエア・グループは複数の州に わたる市民運動を展開しており、支持を集めるためアーカンソー州を拠 点とするロビー活動会社ゴッガンズを採用した。採用期間は10月中旬 から11月中旬。ゴッガンズの創業者、マイルス・ゴッガンズ氏による と、偽造書簡は同社の請負業者が送付した。

CFTCに送付された偽造書簡は、銀行が583兆ドル規模のスワッ プ市場を「カルテルのようにコントロール」していると主張し批判的な 意見を表明。スワップ市場における清算機関と取引プラットフォームと の利害の対立の抑制を目指すCFTCの提案に対応したものだった。

ゴッガンズ氏は「ここ1年ほど当社の業務を請け負っていた業者が 単独で行った行動だ」とし、「アーカンソー州の法人や個人に対して与 えた影響や、このような許し難い行為がデューイ・スクエアとの業務に おいて発生したことについて遺憾に思う。デューイは職務と倫理に関し て最高の基準を有している」との見解を示した。

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