北米規模の排出権キャップ・アンド・トレード市場、米加の州が検討

オバマ米大統領がキャップ・ア ンド・トレード方式を盛り込んだ温暖化対策法案の推進を断念した状態 となっていることを受け、カリフォルニア州やニューメキシコ州と北東 部10州は独自の北米二酸化炭素(CO2)排出権市場の創設を目指す可 能性がある。

各州の環境保護担当当局者によると、排出権取引システムは最も人 口が多いカリフォルニア州を拠点とし、北東部で発電所を対象に既に実 施されているキャップ・アンド・トレード・プログラムを基にする見込 み。カナダの3州も国境を越えた排出権取引システムに関心を示してい るという。

加ブリティッシュコロンビア州の気候変動担当責任者、ジョン・ヤ ップ氏は電話インタビューで「できる限り大規模で流動性の高い市場を 持つことが鍵になる」と指摘した。

カリフォルニア州で2日、同州の温暖化対策法の凍結につながる可 能性があった法案が住民投票で否決されたことを受け、北米規模の排出 権市場が創設されるとの見方が強まった。昨年始まった北米排出権市場 に関する協議は、州当局者らが出席し今週ワシントンで開かれる会合で 再開される。オバマ大統領が支持するキャップ・アンド・トレード法案 の議会での審議は行き詰まっている。

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