【個別銘柄】ゲーム、トヨタ、欧州関連、旭硝、半導体、IPO2社

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

ゲーム関連株:任天堂(7974)が前日比2.2%高の2万3230円と 3連騰、ソニー(6758)も1.5%高の3015円。米民間調査機関のコン ファレンス・ボードが11月30日に発表した米国の消費者信頼感指数 は54.1と、前月の49.9から上昇。年末商戦も順調な滑り出しと伝わ っており、米景気回復に伴う業績改善を見込む買いが優勢だった。

トヨタ自動車(7203):2.8%高の3310円。良好な米消費関連統計 が好感されたほか、同社が2012年をめどに家庭用電源で充電できるプ ラグインハイブリッド車(PHV)を中国で生産する方針を固めた、 と1日付の日本経済新聞朝刊が報道、新興国事業の拡大も期待された。

海運株:日本郵船(9101)が2.2%高の373円、商船三井(9104) が1%高の581円など。中国物流購買連合会がこの日午前に発表した 11月の製造業購買担当者指数は55.2と、10月の54.7から上昇し、ブ ルームバーグがまとめたエコノミスト予想を上回った。中国の景気拡 大基調が確認される中、国際的な荷動きも活発化するとみられた。

欧州関連株:HOYA(7741)が1.7%安の1940円、オリンパス (7733)が0.3%安の2347円など軟調。欧州の財政不安が南欧に飛び 火するとの懸念が強く、30日の欧州債市場ではイタリアとスペインの 国債相場が下落し、ドイツ債とのスプレッド(利回り格差)がユーロ 導入以後で最大となった。東京外国為替市場で、1ユーロ=108円台 と約2カ月半ぶりの円高・ユーロ安水準となっており、欧州域内の収 益目減りが懸念された。

旭硝子(5201):3%安の905円。ゴールドマン・サックス証券は 30日、「液晶ガラスの過剰供給懸念が高まった」と指摘し、投資判断 を「中立」から「売り」に引き下げた。同じく判断「中立」に格下げ した日本電気硝子(5214)も3.2%安の1138円と続落。

ハリマ化成(4410):3.2%高の486円。三菱商事(8058)と共同 で米化学企業モメンティブからロジン系印刷インク用樹脂や粘接着剤 用樹脂などの事業を買収する、と30日に発表。今後の収益貢献を見込 む買いが先行した。買収価格は約1億2000万ドル(約100億円)。買 収事業の09年売上高は260億円、営業利益は7億円。

タムロン(7740):3.7%高の1690円。一時1716円と10月12日 以来の高値水準を回復。ゴールドマン・サックス証券は30日、投資判 断を「中立」から「買い」に上げた。交換レンズ市場の拡大を予想し ているため。新しい目標株価は2080円と、前回比で150円高い。

半導体関連株:エルピーダメモリ(6665)が6.2%安の935円で 東証1部の下落率1位、ルネサスエレクトロニクス(6723)も3.6% 安の785円。クレディ・スイス証券では、中国市場のパソコン在庫過 剰リスクが半導体、半導体製造装置業界の新たな材料として懸念され ると指摘した。

アコム(8572):2.9%安の951円。メリルリンチ日本証券では、 同社の11年3月期の最終赤字額が会社計画を大きく上回ると予想、目 標株価を引き下げた。

アゼアス(3161):4.8%安の334円。新型インフルエンザ対策用 品の販売が落ち込んだほか、猛暑でリスクの低い作業で防護服を着用 しないケースも多く、11年4月期の連結純利益予想を2億9700万円 から1億2300万円に59%引き下げた。前期比では67%減益見込み。

ソフトウェア・サービス(3733):7%安の1380円。ハードウエ ア売上高の構成比が上昇したことで利益率が低下、5-10月単体純利 益予想を3億9200万円から2億5400万円に35%減額修正した。前年 同期比では50%の増益予想が一転、2.7%の減益に落ち込む見通しで、 売り圧力が高まった。

住友商事(8053):3.7%高の1132円。シンガポールで上場する中 国の医薬品会社、C&Oファーマシューティカルテクノロジーの発行 済み株式の29%を取得することで合意、取得価格は約9600万シンガ ポールドルとC&O社が日本時間1日朝に発表した。

菱洋エレクトロ(8068):3%高の838円。新興国での需要回復や 国内の景気刺激策が奏功、半導体や電子部品の販売が想定を上回って いるとして、11年1月期の連結純利益予想を10億円から11億円に1 割引き上げた。前期との比較では3.4倍。

トリケミカル研究所(4369):8.2%高の317円。半導体向けや太 陽電池向けの材料の販売が想定を上回っているとし、30日付で11年 1月期の連結純利益予想を8000万円から1億1100万円に39%引き上 げたことが好感された。前期は1億5300万円の赤字だった。

いちごグループホールディングス(2337):11%高の1万850円。 ジャパン・オフィス投資法人(8983)の運用を受託するジャパン・オ フィス・アドバイザーズを子会社化すると30日発表。いちごHDの運 用資産残高が約1100億円増加するため、業績期待が強まった。

ピーエス三菱(1871):3.1%安の220円。プレストレスト・コン クリート橋梁工事をめぐる独占禁止法違反事件に絡み、国土交通省関 東地方整備局から30日付で営業停止命令を受けた。停止を命じられた 営業地域は東京都を含む17都府県で、業績への影響が懸念された。

東宝(9602):2.4%高の1258円。三菱UFJモルガン・スタンレ ー証券は30日、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」「GANTZ」などの話題作 を持ち、今下期も配給映画の興行収入増が期待できるとみて、投資判 断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。新しい目標株 価は2100円で、前回より400円高い。

インフォテリア(3853):制限値幅いっぱいの1万円(14%)高の 7万9400円でストップ高。米ソフトウエア会社のウェイブメーカー社 に10.7%出資した、ときょう午前9時30分に発表、クラウドコンピ ューティングシステムの技術で提携するとしたことが好感された。複 雑なプログラミングの知識がなくても、簡単に画面設計やデータ変換 ができるサービスを構築するとしている。

アドウェイズ(2489):8.7%高の8万5900円。発行済み株式総数 の5%に当たる4000株、金額で2億円を上限に自社株買いを実施する と30日に発表、株式需給の改善などが期待された。取得期間は1日か ら11年1月31日まで。

虹技(5603):4.8%高の110円。発行済み株式総数の0.8%に当 たる27万株、金額で3500万円を上限に自社株買いを実施する。 取得 期間は1日から11年2月28日まで。

1stホールディングス(3644):1日に大証ジャスダック市場に 新規上場した。取引開始前から売り注文が優勢で、午前9時54分ごろ に付いた初値は公募価格(630円)を60円下回る570円だった。終値 は558円。同社は、企業の情報活用を支援するソフトウエア製品の開 発・販売を手掛る。

イー・ガーディアン(6050):1日に東証マザーズ市場に新規上場 した。成長期待から買いが先行、午後2時55分にようやく付いた初値 は公募価格(1300円)比2.3倍の3000円だった。終値は2700円。同 社は1998年設立で、インターネット投稿の監視業務を手掛ける。

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