11月の米自動車販売:軒並み2けた増、トヨタは減少

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自動車メーカー各社が発表し た11月の米自動車販売によると、米ゼネラル・モーターズ(G M)とフォード・モーター、クライスラー・グループが軒並み増 加した。ピックアップトラックやスポーツ型多目的車(SUV) の需要が強く、業界全体の販売は年初来の最高に並んだ。

GMの発表によると、販売台数は前年同月比11%増の16万 8739台。同社のSUV、シボレー「エクイノックス」とGMC 「テレイン」は60%増加した。フォードの販売台数は20%増の 14万7338台。55%増加したSUV「エッジ」が寄与した。ク ライスラーとホンダ、日産自動車はそれぞれライトトラックの売 り上げが伸び、販売台数も増加した。

業界全体の販売台数は年率換算で1230万台と、10月の実 績に並んだ。10月は米政府が2009年に実施した買い替え奨励 策以降で最高だった。09年の販売台数は1040万台と1982年以 来の低水準に減少していた。2000-07年の平均は1680万台。

米自動車情報サイト、エドマンズ・ドット・コムのジェレミ ー・アンワイル最高経営責任者(CEO)は「良き時代に戻った わけではなく、正しい方向に重い足取りで一歩進んだにすぎない」 と述べた。

米自動車メーカーの販売台数は予想を下回った。GMは調査 会社トゥルーカー・ドット・コムの予想では13%増、エドマン ズ・ドット・コムの予想では12%増だった。アナリスト5人の フォードの予想は21%増。クライスラーは17%増の7万4152 台と、アナリスト5人の予想平均である26%増を下回った。

日産は27%増の7万1366台。アナリスト4人の予想平均 は16%増だった。

米自動車販売上位7社のうちトヨタ自動車のみが減少した。 営業日数調整前のベースで3.3%減と、ブルームバーグがまとめ たアナリスト予想の平均である3%減よりも悪かった。

ケリー・ブルー・ブックのアナリスト、ジェームズ・ベル氏 は、「トヨタには二つの問題がある。リコール(無料の回収・修 理)の影響から脱しつつあるなか、他社製品との競争が激しくな っている」と指摘。「リコールでイメージに傷がつき、消費者は ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)のソナタや日産の アルティマ、GMのシボレー・クルーズに目を向けるようになっ た」と述べた。

ホンダは21%増の8万9617台。アナリスト4人の予想平 均は24%増だった。

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