ノルウェーの富豪フレドリクセン氏:石油掘削設備に1700億円投資

ノルウェーの富豪ジョン・フレド リクセン氏が保有する掘削サービス会社シードリルは、過去2カ月間に リグ(石油掘削設備)に20億ドル(約1700億円)投資した。英BP のメキシコ湾原油流出事故を受けて安全意識が高まっていることから新 型プラットフォームへの需要が急増していることが背景。

深海掘削設備の保有数で世界第2位のシードリル、ドライシップス などの企業は7月にBPのマコンド油井が封鎖されて以降、深海・浅海 掘削設備を20基発注した。サンフォード・バーンスティーンによると、 世界の発注数は22%増。コンサルタント会社のODSペトロデータは、 深海掘削設備のリース料金について30%下落した後、安定しており3 年以内にリセッション(景気後退)前の水準に戻ると予想した。

アギリス証券のアナリスト、キム・アンドレ・ウゲダル氏(オス ロ在勤)は「石油会社はBPの二の舞いになりたくない。新発注はメキ シコ湾原油流出事故、需要増、新型志向などで増加している」と分析 した。

原油価格は2008年末に比べ2倍以上に上昇。これを背景にブラジ ルやグリーンランドなど各地で沖合探鉱が進みリグ需要が増えている。 メーカーが値下げしている上、世界的な信用危機が後退して以来、資金 調達もしやすくなっている。ODSペトロデータによると、新型リグの リース料金は従来型の2倍という。

シードリルのアルフ・トルキルドセン最高経営責任者(CEO) は19日の電話インタビューで、「掘削市場全体が改善している。最初 は大きなリスクを伴うが、潜在的な可能性も大きくなっている」と述べ た。

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