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米国株:続落、欧州債務懸念-グーグルやeベイが安い

米株式相場は下落。S&P 500種株価指数は月間ベースでの3カ月連続高は達成できなかった。 欧州の債務危機が悪化するとの懸念が強まったほか、米グーグルが 競争法違反の疑いで調査を受けていることが嫌気された。

グーグルは4.5%安と、7月以来の大幅な下げとなった。欧州 連合(EU)の欧州委員会は、競争法違反の疑いで同社に対する調 査を開始した。パイパー・ジャフレーが投資判断を引き下げたeベ イも安い。バンク・オブ・アメリカ(BOA)はダウ工業株30種 平均の値下がり率トップ。同社の社債保証コストが16カ月ぶり高 水準に上昇したことが背景。

S&P500種株価指数は前日比0.6%安の1180.55。10月 末の終値1183.26を下回った。ダウ工業株30種平均は46.47 ドル(0.4%)下落の11006.02ドル。オバマ米大統領が、減税 措置の延長について共和党と妥協する用意があることを示唆すると、 株価は一時下げ渋った。

フェデレーテッド・インベスターズの株式市場チーフストラテ ジスト、フィリップ・オーランド氏(ニューヨーク在勤)は、「寝 かしつけた不安要因が再び眠りから覚めつつある」と指摘。「アイ ルランドは問題だ。ポルトガルとスペインがどれくらい後ろに迫っ てきているのかが気になるところだ。より大規模な救済になること を市場は懸念している」と述べた。

S&P500種は5日に2年ぶり高値を付けて以降3.7%下落し ている。同株価指数は前日に続き2日連続で一時50日移動平均の 水準を下回ったものの、終値では同水準を上回った。

欧州懸念

米株式相場は引け前15分間で再び下げ幅を拡大した。米格付 け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ポルトガル の信用格付けを引き下げる可能性があると指摘。来年の予算削減の 影響緩和に向けた経済成長において、同国政府がほとんど前進して いないことを理由に挙げた。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMC O)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)は、欧州の 債務危機がスペインやポルトガルなどの国に波及する可能性が高い と指摘した。同CEOはこの日の米経済専門局CNBCとのインタ ビューで、ユーロ加盟国数は現在の16カ国から5年後には減って いるだろうとの見通しを示した。

テクノロジー株が安い

S&P500種のテクノロジー株指数は1.4%安。

グーグルは4.5%安。同社は欧州委員会からEU競争法違反の 疑いで調査を受けている。検索結果で競合サービスを不当に下位に 表示したり、一部ウェブサイトに対し競合他社の広告引き受けを妨 げるような圧力をかけている疑いが持たれている。

訪問者数で2位の電子商取引サイトを運営するeベイは3.6% 安。パイパー・ジャフレーはeベイが今後2年間に市場シェアを失 うとして、同社の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュート ラル」に引き下げた。

BOAは3.2%安の10.95ドルと、09年5月以来の安値。 内部告発サイト「ウィキリークス」の創業者、ジュリアン・アサン ジ氏は、ある米銀の書類を来年公表すると米経済誌フォーブスに語 ったが、同氏は昨年、BOA幹部1人のハードドライブを保有して いると説明していた。BOAは電子メールで、ウィキリークスがハ ードドライブを保有している証拠はまったくないとコメントした。

VIX指数

米国株オプションの指標、シカゴ・オプション取引所(CBO E)のボラティリティ指数(VIX)は9.3%上昇の23.54と、 2カ月ぶり高水準となった。同指数は過去200日の平均値を10月 4日以来初めて上回って終えた。

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