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欧州株:総じて安い、債務悪化を懸念し銀行株に売り-ネスレが下落

欧州株式相場は総じて下落。域 内の債務危機が深まったほか、9月の米住宅価格の伸びが事前予想を 下回ったことが背景にある。

8営業日続落したフランスのBNPパリバを中心に、銀行株が売 られた。イタリアとスペインの国債急落がきっかけ。スイスの食品メ ーカー、ネスレは2.2%安。クレディ・スイス・グループが同銘柄の 投資判断をほぼ6年ぶりに下方修正したことが売りを誘った。

一方、独建設会社ホッホティーフは2%上昇。同業でスペインの ACS(アクティビダデス・デ・コンストルクシオン・イ・セルビシ オス)による27億ユーロでのホッホティーフ買収案が承認されたこと が手掛かりとなった。

ストックス欧州600指数は261.83で終了。この日の取引は方向 感のない展開に終始し、下げ幅は0.1%未満。騰落比率は1対2。月 間ベースでは1.6%下げ、8月以降で初のマイナスとなった。

F+Mフィナンシャル(フランクフルト)で1億5000万ユーロ 相当の資産運用に携わるイエンス・フィンクバイナー氏は、「欧州に 債務危機がある限り、株価は一段安となる可能性がある」と述べた。 「だが3-4%を超えるような調整はないと見込んでいる。欧州の周 縁国、特にスペインで状況が改善したならば、売る理由はなくなる。 米国の経済状況は改善に向かう見通しであり、欧州でも来年若干の成 長がみられるだろう」と続けた。

イタリアとスペインの国債相場が下落し、ドイツ国債に対するス プレッド(上乗せ利回り)は拡大した。イタリア10年債と同年限のド イツ債とのスプレッドは1997年以来で初めて200ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)を超えた。

銀行株

BNPパリバは3.4%安。ベルギーの金融サービス、デクシアは

3.8%、仏銀ソシエテ・ジェネラルは3.6%それぞれ下げた。

オランダの金融サービス、INGグループは2.8%安。ドイツ・ ポストバンクは7日続落し、2.8%下げた。

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