コンテンツにスキップする

スペイン副財務相:債券保有者に負担求める案が市場混乱の「根源」

スペインのカンパ副財務相は 30日、将来の危機で債券保有者に損失負担を求める案が、現在の 債券市場混乱の「根源だ」との見解を示した。

同副財務相はスペイン議会の委員会で、「これが混乱の根源だ と考えている」と発言。新たな危機解決メカニズムについて、スペ インは「必要なすべての仕組みを活用した後の最後の手段として極 めて特別な場合」にのみ、債務再編を組み込むことに賛成すると続 けた。

欧州各国の財務相らは28日、2013年以降にソブリン債危機 が発生した場合の対応メカニズムについて、フランスとドイツの妥 協案を支持した。メルケル独首相は納税者ばかりでなく民間投資家 にも救済コスト負担を求めることを主張していたが、独仏の妥協案 は同首相案よりも後退した内容となった。

カンパ副財務相は、スペインの状況についてギリシャやアイル ランドと同列に論じることを拒み、議員への説明では他国との「生 産的でない比較」を避けることに努めたと述べた。また、委員会開 始前に記者団に対し、スペインの資金調達状況は不安のない状態だ とし、12月に予定されている2回の国債入札で「来年の資金状況 が改善するだろう」と語った。

同副財務相は、「混乱期には、価格がファンダメンタルズ(経 済の基礎的諸条件)と直結しないことがある」と述べ、「スペイン 国債の現在のスプレッド(利回り格差)がウクライナやレバノン、 コロンビアと同等で、アルゼンチンに近い水準にあることを見れば、 ここにいる誰もが私に同意するはずだ」と説いた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE