コンテンツにスキップする

米銀に利益率上昇の兆し、預金残高92年以降で最高-安全志向の恩恵

米銀の利益率は預金増加の恩恵 で上昇する可能性がある。金利が過去最低水準にあり、経済が依然と してリセッション(景気後退)からの回復を模索するなか、簡単に引 き出せる銀行預金がリスクを敬遠する顧客に好まれている。

米連邦預金保険公社(FDIC)によると、米国の商業銀行のい わゆる「コア預金」は第3四半期(7-9月)に889億ドル(約7兆 4000億円)増加した。これにより、コア預金の総残高は6兆ドルと、 少なくとも1992年以降で最高となった。預金残高で米銀4位のウェ ルズ・ファーゴと同5位のUSバンコープはこれまで、顧客からのコ ア預金獲得を競っていると明らかにしている。コア預金には当座預金 および普通預金、10万ドル未満の定期預金が含まれる。

銀行は資金調達手段として、預金への依存度を高めている。信用 市場の凍結で金融危機が発生し2008年9月の米リーマン・ブラザー ズ・ホールディングスの破たんへとつながったことが背景にある。銀 行は資金調達方法として借り入れや証券化市場に頼るのではなく、利 払いがほとんど、もしくはまったく発生しないコア預金の増加に重点 を移すべきだと、アナリストらは指摘している。米調査会社マーケッ ト・レーツ・インサイトによれば、銀行預金の平均金利0.80%は、 少なくとも2000年以来の最低水準。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE