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ユーロ圏:11月インフレ率横ばい-10月失業率12年で最悪

ユーロ圏では、11月のイン フレ率が前月から横ばいにとどまった。また、10月の失業率は12 年余りで最悪の水準を記録。景気回復の勢いが失われつつあること が示唆された。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した 11月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.9%上 昇。10月と同等の物価上昇だった。

同時に発表された10月のユーロ圏失業率は10.1%と、1998 年7月以来の高水準。9月は10%(改定前=10.1%)。

エネルギー値上がりで利益幅が圧迫される恐れや各国政府の 財政引き締め強化で、欧州の企業は採用に消極的になっている。E Uの行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(通貨・経済担当)は 29日、経済の「たるみ」が賃金上昇とインフレを抑制する公算を 指摘するとともに、2011年の景気鈍化を予想していると語った。

コメルツ銀行のエコノミスト、クリストフ・ワイル氏は、「失 業率がさらに上昇するとみられる中で、インフレは恐らく今後数カ 月にわたり鈍化するだろう」と述べ、「物価上昇圧力はなく、成長 は11年に減速する公算だ」と続けた。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を 含めた11月の指数詳細は12月16日に公表される。10月のコア インフレ率は1.1%と、9月の1%から上昇していた。

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