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米グーグルをEUが調査、競争法違反の疑い-株価は急落

米グーグルは、欧州連合(EU)競 争法違反の疑いで欧州委員会の調査を受けている。検索結果で競合サー ビスを不当に下位に表示したり、一部ウェブサイトに対し競合他社の広 告引き受けを妨げるような圧力をかけている疑いが持たれている。

欧州委は30日に電子メールで配布した声明で、グーグルが「競合 他社の検索ツール締め出しを目的に、競合するある種の広告をウェブ サイトに掲載することを妨げる排他条項を広告パートナーに課すとと もに、コンピューターおよびソフトウエア販売会社にも排他的取引を 強いている」可能性について調査すると説明した。

英価格比較サイトのファウンデム、フランスの法務関連検索サイ トのイージャスティス、米マイクロソフト傘下のチャオ・フロム・ビ ングが今年2月に、グーグルが競争法に違反しているとして訴えてい た。

チャールズ・スタンレー(ロンドン)のメディアアナリスト、サ ム・ハート氏は、「欧州インターネット検索市場でのグーグルの支配 的な状況を踏まえれば、大きな驚きではない」と指摘。その上で、是 正措置が取られたとしても、グーグルの検索機能を「わずかに調整す る程度」にとどまり、劇的に変わるということはないだろうと述べた。

株価は4.5%安

グーグルは電子メールで、広告を明確にマークすることと、ユー ザーと広告主がデータを他サービスへ移せるようにすることにより、 「ユーザーと業界にとって正しい行動を取るよう努めてきた」とした 上で、「改善の余地は常にあることから、欧州委と協力していかなる 懸念にも対応していく」と表明した。

欧州委は、グーグルが世界で最も幅広く利用されている検索エン ジンという有利な立場を悪用し、競合の価格比較サイトよりも自社サ イトの利用を促進している可能性についても調査するという。

ナスダック市場でのグーグル株の終値は、前日比26.40ドル (4.5%)安の555.71ドル。年初からは10%下げている。

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