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欧州債:スペインとイタリア国債が下落-独債とのスプレッド拡大

欧州債市場では、イタリアとス ペインの国債相場が下落し、ドイツ債とのスプレッド(利回り格差) はユーロ導入以後の最大となった。欧州の債務危機が深刻さを増して いることが背景にある。

イタリア10年債と同年限のドイツ債とのスプレッドは1997年以 来で初めて200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を超えた。 ドイツ債に対するベルギー国債のプレミアム(上乗せ利回り)も過去 最大に達した。ベルギー政府が実施した28億ユーロの国債入札で、借 り入れコストが上昇したことがきっかけ。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、イタリア とスペイン、ポルトガル、アイルランドの4カ国の国債を保証するコ ストが過去最高を記録した。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダ ハイム氏(ミュンヘン在勤)は、「引き続き波及リスクが注目されて いる」と述べ、「誰もが周縁国のリスクを敬遠している」と続けた。

ロンドン時間午後4時34分現在、イタリア10年債利回りは3b p上昇し4.68%。一時は4.88%まで上げ、6営業日連続の上昇とな った。同国債(表面利率3.75%、2021年3月償還)価格は0.26ポ イント下げ92.89。独10年債とのスプレッドは一時、212bpまで 拡大。これはユーロ導入以降の最大。

ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインとイタリアの5 国の10年債の平均利回りもユーロ導入以降の最高に達した。アイルア ンドのカウエン首相が21日に救済の必要性を認めて以降、他国にも国 際的な救済が必要になるとの観測が強まったことが背景。

スペイン10年債利回りは11bp上げ5.57%となり、11営業日 連続で上昇した。前日は25bp上昇した。独10年債とのスプレッド は284bpに拡大。ベルギー10年債利回りは13bp上げ4.03%とな った。ドイツ国債に対するプレミアムは過去最大の139bpに広がっ た。

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