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野田財務相:財源確保難しい-基礎年金国庫負担引き下げ検討

野田佳彦財務相は30日午前の閣 議後会見で、基礎年金の国庫負担比率(現行2分の1)の維持につい て、「現時点で財源確保は非常に難しい」と述べ、3分の1に引き下 げることも含めて検討するよう厚生労働省側と協議していることを明 らかにした。

基礎年金の国庫負担引き上げには2.5兆円の財源が必要となる。 改正国民年金法では、消費税率引き上げを含む税制抜本改革により安 定財源を確保した上で、実施すると明記。税制抜本改革が2012年度以 降になる場合、それまでの各年度において「臨時の措置を講ずる」と ある。09年度と10年度は財政投融資特別会計の積立金を活用したが、 来年度は底をついている。

代替財源として年金特別会計の積立金の一部取り崩しも浮上して いる。これに対し、野田財務相は「税制の抜本改正を実現した暁には、 遡及して年金財政の方にお金を入れることも含めて相談する」と述べ た上で、「不退転の決意で税制の抜本改革を実現したい」との認識を示 した。

厚生労働省の岡本充功政務官は昨日に続き、同日午前に財務省側 と協議した。岡本氏は同省内で記者団に対し、「国庫負担比率の2分 の1は法律が求めている」と述べ、現状維持を強く要望。引き続き財 源について協議を進める構えだ。年金特別会計の積立金の一部取り崩 し案も浮上しているが、岡本氏は「年金の積立金の取り崩しというこ とにはなっていない」と述べた。

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