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ハンガリーの債務情勢、欧州動向から打撃受ける恐れ-ムーディーズ

ハンガリーの「債務ダイナミクス」 は当初予想されていたより悪化する可能性がある。米格付け会社ムー ディーズ・インベスターズ・サービスが指摘したもので、最近の欧州 金融市場のボラティリティ(変動性)を理由に挙げている。

ムーディーズは、投資適格級で下から3番目の格付け「Baa1」 が付与されているハンガリーについて、7月23日以降、格下げ方向で 見直しを行っている。上級バイスプレジデントのクリスティン・リン ドウ氏(ニューヨーク在勤)は29日に電話取材に答え、「今後1-2 週間のうちに」最終的な判断を下すと語った。

同氏は「ハンガリーの債務ダイナミクスに関し、以前想定されて いた形でうまく機能するか、という疑問が生じている」と説明した上 で、「過去数カ月間の欧州金融市場のボラティリティを考えると、答え は恐らくノーだ」と述べた。

ハンガリー10年物国債の利回りは29日に8.3%と、ここ1年余り で最も高い水準に上昇。アイルランド向けの850億ユーロ(約9兆4000 億円)の支援策は、欧州ではさらに支援を必要とする国が出てくると の懸念を緩和するには力不足だった。

同日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ハ ンガリー国債のCDSスプレッドは376.89ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)と11週間ぶり高水準に上昇した。

ハンガリー株式市場の指標となるBUX指数は29日、2.6%下落 し、今年の高値からの下げ率が20%余りに達した。

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